保護猫のいる映画部屋

猫と映画とドラマと暮らし☆

映画「Mommy」について

「Mommy」と言う映画をご存知でしょうか?

あの「和歌山毒物カレー事件」のことを追ったドキュメンタリー映画です。

現在もまだ死刑囚として獄中にいる林眞須美さん(あえて“さん”付で)は冤罪かもしれない・・・

逮捕直後から出ていた冤罪ではないか?という噂話程度のことは私も知っていたが、

正直特に気にも留めていなかった。

私には関係ない!と思っていたから

 

しかし、林眞須美さんのご長男さんの話や無実を訴え続けている支援者の方々の話をネットなどから拾い集めてみると、これはとても恐ろしくて他人事ではない気がしてきていたため

この映画が公開されると知り、すぐに観に行ってきた。

なので実際映画を見たのは少し前のことになるので記憶力の弱い私は忘れてしまっているところも多い

テレビニュースなどで見た記憶と混ざってしまって映画とは違ったところがあったら申し訳ないです💦

 

本題に戻り、

確かに林家は一般的な家庭の常識とは逸脱していて、どこかモラルに欠けているような家族のようだった

実際保険金詐欺を平気でやってしまうのだからモラルなどとはかけ離れているのは間違いないとおもう。

が、変な奴だから、気に食わないやつだから、いかにもやりそうなやつだから、大嫌いな奴だから、、、

”そんなやつだから"と言う理由で無実の罪で死刑になっていいはずはない。

彼女が間違いなく無罪だとは断定できないが、このドキュメンタリー映画の中で一つずつ明かされていく疑問点を見ると、有罪だとも断定できない。

 

その理由は

  • 林眞須美さんには動機がない(彼女はお金にならないことはやらないと以前テレビの取材でご主人が言っていた言葉が印象に残っている)
  • 林眞須美さんは一度も罪を認めていない、無実を訴え続けている
  • 目撃証言がコロコロと変わり信頼性に疑問が残る
  • 使われたヒ素は当時の農業をされている家には結構普通にあり、林家のヒ素と全く同じものであったという科学的な立証が実はされていなかった

などがあった。

 

お茶の間のテレビではあのキャラクターは見ていて面白く、恰好の暇つぶしとストレスをぶつけられる話題だったのかもしれない。

マスコミの責任も大きい

自分とは関係ないと思っていた当時の私のような一般市民は面白がり

視聴率を上げたいだけの理由で煽りに煽ったマスコミが『作り上げたモンスター』を死刑囚に変えてしまったのかもしれない・・・

そう思うと、これは誰にでも起こりうることかもしれないと恐ろしくなってしまう。

 

有罪だ、無罪だと軽々しく言えることではないが、冤罪という可能性があるのなら

もう一度検証をし直さないと、とんでもない間違いをまた犯してしまうのではないかと考えさせられた。

 

まだミニシアター系の映画館で上映しているところもあるようなので、機会があれば是非ご覧ください☆☆☆

 

重い話題だったので癒しに我が家の猫たち(=^・^=)

「いや、あんた達ふたりともゴハン食べ終わったよね、おかわりを待ち続けるのはやめて~」♡♡